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※日曜日・祝日お休みです
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狂犬病ウイルスは、狂犬病に感染した動物の唾液中に含まれ、動物に咬まれて感染します。この病気は、ほとんどすべての哺乳動物に感染し、恐水発作などのさまざまな神経症状を引き起こす可能性がございます。そして100%死亡する病気です。わが国では、昭和32年を最後に発生がありませんが、不幸なことに最近国内でも海外旅行中、狂犬病に感染してしまい、死亡してしまったケースもあります。海外では現在でも多くの国で狂犬病が流行し、年間4~5万人もの人が命を落としているとの報告があります。また、海外には、コウモリに咬まれて感染する狂犬病類似の病気(リッサウイルス感染症)もあります。両者とも、わが国に進入する可能性があり、「感染症法」でとりあげられている病気です。
感染する動物はなんですか?
ほとんどすべての哺乳動物に感染します。
どのような症状(犬の場合)になりますか?
目的もなく動きまわったり、ほえたりするようになります。
次いで、目に入るものは、何にでもかみつくようになります。また、喉が麻痺してしまうので食べ物や水を飲むことができなくなることもあります。
そして、立ち上がって歩くことも困難となり、やがて昏睡状態となり死亡します。また、攻撃的にならず、麻痺症状のみの場合もありますので、おとなしそうな子犬でも注意が必要です。
診断方法は?
動物の死後、解剖して脳の中のウイルスを調べます。
症状はどうなるの?
1~3ヶ月の潜伏期の後に発熱し、食欲不振などに加えて、咬まれた傷の痛み・知覚の異常が現れます。やがて、水を飲もうとすると喉のけいれん発作がおこる ようになり、水を飲むことができなくなります(恐水症)。そして、高熱、幻覚、錯乱、麻痺などさまざまな神経症状を起こします。
さらに全身のけいれんが現れ、昏睡状態に陥ります。この後、呼吸困難、血圧の低下などをおこし、死に至ります。
診断方法は?
皮膚、角膜、唾液などからウイルスを調べます。
治療方法は?
狂犬病発生地域で動物に咬まれたら、ただちに暴露後、ワクチン接種(ヒトの予防参照)を行います。発症すると有効な治療法は今のところありません。
狂犬病は、ヒトも動物もワクチンで予防することができます。
1. 動物の予防方法は?
犬の飼い主は、「狂犬病予防法」により、生後90日を越えた犬に対して年1回のワクチン接種が義務付けられています。毎年忘れず接種しましょう。
2. 動物の予防方法は?
1. 咬まれる前のワクチン(暴露前免疫)ワクチンを3回接種します。
2. 咬まれた後のワクチン(暴露後免疫)
まず、傷口を流水と石鹸で十分に洗浄します。
さらに、医療機関でワクチンを5~6回接種します。
狂犬病の発生を予防し、蔓延を防ぎ、撲滅することにより公衆衛生の向上及び福祉の増進を目的として制定された法律です。狂犬病ワクチンをイヌに接種することは、あなたの愛犬を狂犬病から守るばかりでなく、社会全体を狂犬病の恐怖から守ることになるのです。
子犬や野生動物をさわったり、手から直接えさを与えたりしないように注意しましょう。 感染が心配なかたは、事前のワクチン接種をお勧めします。
「狂犬病」についてわからないことは、もよりの「動物病院」または「保健所」におたずねください。また、下記のHPでも情報を得ることができます。
・厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/
・厚生労働省検疫所
https://www.forth.go.jp/
・国立感染研感染症情報センター
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc.html
近年、ズーノーシス(人獣共通感染症)に関するマスコミ報道が相次ぎ、日本全国で関心が高まっています。最近では、感染症防止のため、輸入ペットの検疫の義務化や輸入禁止処置などを国が打ち出し、対策が強化されています。
このようなズーノーシスからペットと私たちの健康を守るためにまず大切なことは、こうした病気に対する正しい知識を持つことです。ここでは、主なズーノーシスと、その原因となる寄生虫についてご紹介します。
予防策として・・
1. 予防接種(ワクチン)や定期駆虫を受けてください。
2. ペットの体や環境(犬舎・トイレなど)を清潔に保ってください。
3. ペットを触ったり、便・尿などの排泄物を処理した後は、丁寧に手洗いしてください。
4. 咬まれたり引っ掻かれたら、必ず傷口を消毒してください。