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※日曜日・祝日お休みです
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口内炎では、口腔粘膜、舌、歯肉といった口内全体に炎症が及んでいることが多く、慢性口内炎では潰瘍化して一見すると口腔内の腫瘍と誤るような、増殖性の病変が認められることもある。口内炎は再発しやすく慢性化する場合が多い。猫免疫不全ウイルス感染症や猫白血病ウイルス感染症の場合は予後不良である。
口内炎の原因は種々ある。たとえば口内外傷、薬物、毒物刺激、歯肉炎にともなう細菌・真菌感染、腫瘍、ウイルス感染、栄養障害(ビタミン欠乏など) でみられる。また、猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症、猫白血病ウイルス(FeLV)感染症などの感染抵抗性を低下させる疾患が基礎になって、口内炎が発症しやすくなることもある。
いちど口内炎が発症すると慢性に移行することが多い。炎症は、口腔粘膜、舌、歯肉のどの部位が原発でもいずれは口腔内全体に広がり、口腔粘膜炎、舌炎、歯肉炎などを併発することが多い。
知覚過敏や痛みのため、食欲不振となり、さらに咀嚼や嚥下がさまたげられてやせてくる。口唇周辺は流涎とほこりでよごれ、唾液や呼気は悪臭をともなうようになる。
治療には、歯石の除去、抗生物質や抗炎症剤の全身投与など。
口内炎は再発しやすいので、炎症がかなり軽減したからといって治療を中止しないで、確実に治癒するまで継続する。